AWS Lambdaで今後利用されるAmazon Linux 2023のベースコンテナイメージが公開されていました(プレビュー版)

AWS Lambdaで今後利用されるAmazon Linux 2023のベースコンテナイメージが公開されていました(プレビュー版)

GAまであと数週間、という告知から既に2週間が過ぎてるのでGAまで待って書いたほうがいいと思いつつもフライング告知
Clock Icon2023.10.12

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初めに

最近はAWS SAM CLIのcommitコメントを1日1回眺めるのが癖になっているのですが、本日確認したところRevertされてはいましたがAmazon Linux 2023のランタイムの対応が上がっていました。

気になって少し調べてみたところ2023/09/27に今後AWS Lambdaで利用されるAmazon Linux 2023のベースとなるコンテナイメージのプレビュー版が公開されていたコメントを見つけました。識別子としてはprovided.al2023となるようです。

Going forward, the provided.al2023 image will be used as the base for future runtime releases, including Node.js 20, Python 3.12, Java 21 and .NET 8.

なおこれ今後新たにAWS Lambdaで提供される各種ランタイムについても提供される環境はAmazon Linux 2ベースのイメージではなくAmazon linux 2023に切り替わるとのことです。

上記で書かれているバージョンのコンテナイメージを探してみると既にECRにプレビューイメージが上がっているので似たようなタイミングでリリースされるのかもしれません。

使用するには

AWS Lambdaとしてまだ対応しているわけではないのでローカルで試す場合は自前でいい感じにイメージを取得して実行する必要があります。

コンテナイメージはECR上のlambda/providedからal2023-previewのタグを指定して取得可能です。

$ docker run --entrypoint bash --rm -it public.ecr.aws/lambda/provided:al2023-preview   
$ bash-5.2# cat /etc/os-release 
NAME="Amazon Linux"
VERSION="2023"
ID="amzn"
ID_LIKE="fedora"
VERSION_ID="2023"
PLATFORM_ID="platform:al2023"
PRETTY_NAME="Amazon Linux 2023"
ANSI_COLOR="0;33"
CPE_NAME="cpe:2.3:o:amazon:amazon_linux:2023"
HOME_URL="https://aws.amazon.com/linux/"
BUG_REPORT_URL="https://github.com/amazonlinux/amazon-linux-2023"
SUPPORT_END="2028-03-01"
VARIANT_ID="202309252201-2023.72.0"

現在はまだプレビュー版のため利用は検証までに留めておきましょう。

GAはいつ頃か

We are working on GA support for AL2023 in Lambda, as both a base container image and a managed runtime. This is scheduled to ship in the coming weeks.

時期的にRe:inventのタイミングかなと思ったのですが告知時点でリリースまで数週間程度とのことです。

告知からすでに2週間近くが経過しているのでおそらく今週来週くらいにはリリースされそうです。

こちらまだリリースされないなと思ってよく見直すと日本語訳としてはこのコンテナイメージ自体ではなくスケジュールを数週間以内にお届けが正しいでしょうか?。改めて探してもGAの日程が見当たらず不明です(2023/11/01追記)。

GAされていました。タグを見る限り2023/11/01リリースっぽいので上記の追記の後同日中に来ていたみたいです(2023/11/09追記)。

終わりに

告知から2週間も経ってリリースも目のもう目の前なのでGAまで待って書こうかと思いましたが、比較的需要の高そうな情報ではありそうなので先行して共有させていただきました。

11月~12月にかけてAmazon Linux無印のEOL到来もあり各種サポートが切れるのもあり、瀬戸際とはいえ特に言語自体のバージョン対応待ちというよりはベースOSの対応待ちの部分が大きいカスタムランタイムでは嬉しい対応ではないでしょうか。
ギリギリではあるので逆にこのタイミングで来られても逆に困るような気持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが。

まだプレビュー版ではあるものの動作がある程度確認できるようになりましたのまだ間に合うという感じであればこちらでの動作確認に切り替えたり計画を立てるのも選択肢かもしれません。

ただGAタイミングがもうすぐ(comming weeks)はあくまで予定ですのでご注意ください。

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